そこから広がって本当に色々な音楽に出会って来て。
でもやっぱり、結局ここに戻ってきたなぁ。
だって15年来待ってた。短いようで、人生の半分。
*LOTUS EATERS / TELEVISION PERSONALITIES @ 下北沢 THE GARDEN 10.24.2010
*TELEVISION PERSONALITIES / LOTUS EATERS @ 高田馬場 AREA 10.26.2010
YOU ARE SPECIAL AND YOU ALWAYS WILL BE!
まさか代役なんて形で実現するとは思ってもいなかった(I DON'T KNOW HOW LUCKY I AMだよね)けれど、それがまたこのバンドらしいよ。
カルトカルトって未だに言われて、ちょうどのタイミングで新作まで出て、ネット上でも少しは来日が騒がれたのに、ぜんぜん盛況じゃなかったし。だから、ほっとした。よかった。
なんてま、ほとんど覚えてないんだ。
見た目で勝手に名づけたホセとカルロス(TEXASBOBとSTEPHEN?)のイケメン具合くらいしか。
だってあの日もあの日も、
ただDANだけを見つめてた。
だから、レビューでもなんでもなくて、とても個人的な記憶の断片。を書きなぐってみる。
なので、この文章はすべて、あくまで、ただの回想で、というか忘れるのが怖くて。
だからひとまず、形にしてみたよ。留めるために。
精一杯の愛をコラージュ。
中北千枝子はTWIGGYには及ばなくてもね。
出典:
黒澤明 KUROSAWA Akira
『素晴らしき日曜日』1947 <One Wonderful Sunday>
http://en.wikipedia.org/wiki/One_Wonderful_Sunday
ほか、鳥居 清長 TORII Kiyonaga、東洲斎写楽 TOSHUSAI Sharaku、西村重信 NISHIMURA Shigenobu、歌川国貞・三代歌川豊国 UTAGAWA 'Toyokuni III' Kunisada...
(NOT FOR DOWNLOAD, SORRY. OR PLEASE
FOR THE 8 LIMITED NUMBERED CASSETTES EACH.)
@ 下北沢ガーデン SHIMOKITAZAWA THE GARDEN 10.24.2010
01. People Think That We're Strange
02. Three Wishes
03. Silly Girl
04. All My Dreams Are Dead
05. All The Things You Are
06. La Grande Illusion
07. I Was A Mod Before You Was A Mod
08. The Good Anarchist
09. Look Back In Anger
10. All The Young Children On Crack
11. Paradise Is For The Blessed
12. Closer To God
13. Velvet Underground
14. This Angry Silence
15. If I Could Write Poetry
16. Stop And Smell The Roses
17. Someone To Share My Life With
18. Walk Towards The Light
19. A Picture Of Dorian Gray
20. She Can Stop Traffic
21. Smashing Time (Solo)
22. Games For Boys (Solo)
23. She's My Yoko (Practice Without Dan)
24. He Used To Paint In Colours
25. A Memory Is Better Than Nothing
26. A Long Time Gone
27. King And Country
28. She's My Yoko
Daniel Treacy (guitar, vocals, mastermind)
TexasBob Juarez (guitar, backing vox)
Mike Stone (bass)
Arnau Obiols (drums)
一日目は本当は、怖くて怖くて仕方がなかった。
別に狂気じみたDANが怖いとかじゃなくて
ずっと夢だったから、実現したらすべてが終わってしまうような、目標がなくなっていくような。というか、DANと目が合って嫌われたらどうしようかって思ってた。勝手に。これから先もう一生聴いちゃいけなくなったらどうしようって不安だった。勝手に。
とにかくDANだけを凝視してた。本当はストライプ・シャツの下に着たTVP's Tシャツに気付いて欲しかっただけだけど。
最初から最後までずっとずっと怖かったけど、でもやっぱり
ラフな中にも英国紳士を感じるファッションとか、ダンエレクトロのサイケデリック・モッドなペインティングとか、ドクターに処方されてんだ、って怪しげなピルwを取り出して配る瞬間も、バンドがトイレ休憩して取り残されてソロになっても、"A LONG TIME GONE"でのバンドへの不機嫌な自己中心的逆ギレとか、全部楽しかったよね。
まさか目の前で
「ファッキンBRIAN JONESTOWN MASSACRE映画(※注)を忘れたのか! これはファッキンGの曲だろ20ファッキン年前からだ!」
「Gで弾いてたよ、ほらGだろ」
「知るか! 俺のファッキン曲だ、俺がファッキン・ルールだ!」
、、って狂気=勘違いが見れるとは思わなかった。
とか言いながら自分は原曲無視して解体して、意識的にも無意識的にもフィードバックノイズをかましたりするんだもんね。かわいい。ずるい。
※注:おそらく、ANTONがバンドの暴君として破天荒に君臨する様を追った『DIG! ('04)』のこと。ちなみに。DANの言は俺に逆らうとバンド首にするぞって意味だろうけど。
"MY STAGE, MY BAND!"って叫んでるし完全にコレそのものだった。むしろ演出だったのかとさえ思うくらいに。
http://www.palmpictures.com/film/dig-.php
といっても軽い絡み酒みたいなもんだったし、結局その後の演奏は不協和音込みでまとまってた。いいね。最高だよ。ライヴバンドだった。
そういえばTHE CALLASによるPVが可愛すぎる"THE GOOD ANARCHIST"を遂にDANの声で聴けたのも地味に嬉しかったよねー。
そりゃほかにも演ってほしい曲なんてしこたまあったけどさ、
でもほんと、いろんなブートレグ・ライヴを聴き倒してはみたけれど思い入れとか抜きにしてもベストな一夜だったと思うんだ。
(81年ごろのロンドンや一時期のベルリンやハンブルグでのライヴ音源以外では)
以下なんか恥ずかしいから小文字。
下手だとか音が合ってなかったとかアホなこと抜かすヤツが多くて不思議なんだけれど、というかあのバンド編成はおそろしく巧くおそろしく上手い具合に合っていたほうだと思うけれど、
スタジオ音源とライヴでは、そもそも曲の構成の仕方やメロディすら大きく異なるというか勝手に変えるのがこのバンドの醍醐味というか本質そのものなんだよなぁって改めて思った。
たとえばフリー・インプロヴィゼーションやインダストリアル・ノイズやアヴァンギャルドと分類される音楽と並列に扱えるだけの振幅や揺れやエラーや意識無意識の微細な変化の内包こそ、僕がずっとこのバンドの音を好きだった理由のひとつで。もちろん音だけで好きなわけではないんだけれど。少なくとも音だけを取ってもただのインディーバンドでもパンクでもモッドでも無いんだ。結局、フィールドワークの実験音楽だよ。というかだからロックンロール。
エフェクターが無くたってエフェクトがかかるあの感じ。まじめに弾いてもノイズが混じるあの感じ。LOU REEDやMARC BOLANが持っていたように、声そのものが非西洋的楽器だった。ギターポップだとか思ってんじゃねーよファック・オフ。I WAS A FAN BEFORE YOU WAS A FANだぜ。
だから1時間40分。長くて集中力が、なんて書いてた人もいたけれど、僕にはあっという間だった。一瞬も聴き逃せなかった。
だって"HOW DID THE TELEVISION PERSONALITIES GET THAT SOUND"を垣間見れたんだもんね!
ま最初本当はさ、JOEとかJOWEとかMARKとかMARKとか連れてきてくれよ、EDはまあいいから、って思ってたんだ。MISSING SCIENTISTSとかYOUR FRIGID FINGERSとかファミリー・ツリーだけで一週間公演可能じゃん、みたいなさ。
でも本当に、TEXASBOBもMIKEもARNAUも、ちゃんとバンドだった。完璧に支えながら、完全ではなくてちゃんとサイケデリックで、コーラスのズレすら、なにもかも。
DANも"THIS IS OUR FIRST TIME IN JAPAN!"ってちゃんと「僕らとしては」を意識してた。あと最高の仕事をしたTEXASBOBをずっとホセって呼んでてごめんね。
期待してなかった前座のSLOPPY JOEも、ライヴ終わりのデニーズもうまかった。
もちろんLOTUS EATERSも楽しんだんだよ。めいっぱい。あんだけ笑顔でひざまづいてはっちゃけると、引くかと思ったりもしたけどハッピエストで良かったよね。
でもそこらで語られてそうなので割愛。
ちなみにあまり日本では知られて無いだろうけど↓
LOTUS:〔ギ神話〕 ロートス, ロートスの実 《その実を食べると浮世の苦しみを忘れ楽しい夢を結ぶと考えられた想像上の植物》
だからあんなにXXX中毒的に突き抜けてたのか、、とか妄想してみたりね。
@ 高田馬場エリア TAKADANOBABA AREA 10.26.2010
01. People Think That We're Strange
02. All My Dreams Are Dead
03. A Good And Faitful Servant
04. Stop And Smell The Roses
05. All The Things You Are
06. Paradise Is For The Blessed
07. Look Back In Anger
08. I Was A Mod Before You Was A Mod
09. Salvador Dali's Garden Party
10. Walk Towards The Light
11. A Picture Of Dorian Gray
12. Three Wishes
13. Not A Bad Bone In My Body (New Song)
14. Closer To God
15. Silly Girl
16. Velvet Underground
17. All Tomorrow's Parties
18. If I Could Write Poetry
19. She's My Yoko
Daniel Treacy (guitar, vocals, mastermind)
TexasBob Juarez (guitar, backing vox)
Mike Stone (bass)
Arnau Obiols (drums)
二日目は機嫌がよくて。
"TONIGHT, GOOD DANIEL."って本人も言ってた。
開演前、客席の後ろでLOTUS EATERSのニコニコ紳士PETERと軽く会話しているDANがいた。
本当はすぐにでも話しかけたかったのに憧れすぎて躊躇しつつ、どぎまぎしながらサインをもらったんだ。
もらえなくたってかまわないとか言いながら調子に乗って10枚くらい持ってきた中で、
"THREE WISHES"の7"を差し出した。それはもう中学生女子の体育館裏のようにモジモジと。
DANは表ジャケを見て"OOOH MY SYD BARRETT DAYS!"って恥ずかしそうに言ってたよ。意識してるもんね写真写り。
ずっとファンでした、ずっと、ほんと中学生のころから、ってそれくらいしか伝えられないまま、前座が始まったからまた後でね、って優しかった、あぁ。
本当はさ「あなたにとってのSYD BARRETTが僕にとってのあなたです」ってね、言ってみたかったよね。
でも一生の宝物。ありがとね、話しかけられさえしない弱気な僕のケツ押してもらって。
DANにさ、「THIS IS MY YOKO!」も言うつもりだったんだぜ。
レパートリーとしては下北沢とそれほど変わらず、2バンド目だったからよりコンパクトに、
でもTHE GARDENではやらなかった素敵な召使いのいるガーデンパーティに招いてくれたり(招待客にはJOHNNY DEPP、TVP'S、LOTUS EATERSも!)、
"VELVET UNDERGROUND"から"ALL TOMORROW'S PARTIES"カヴァーに繋がる粋な流れなんてあまりに自然ではっとして、結局パーティ三昧。
それと、JOHNNY CASHについての歌だって紹介してたけれど、まっさらなブランニュー新曲まで聴けたんだ、思ってもみなかった体験。少しディープでシリアスなサイケデリック・バラッドだった。
(IMPERFECT LYRICS)
THERE'S NOT A BAD BONE IN MY BODY, SO DON'T BE OBSESSED
MAKING MY TIME OF LEAVING, BUT YOU DON'T CRY
DON'T BE DOWN, DON'T BE OBSESSED
I TRIED TO BE A GOOD MAN LIKE MOST MAN DO, TRIED TO DO MY BEST
THERE'S NOT A BAD BONE IN MY BODY...
こっそり
ちなみにおそらく来日直前の、渡英CROCODILESをバックにしたラジオ録音が聞けるよ、
http://killkillkillcrocodiles.blogspot.com/2010/11/honorary-television-personalities.html
てこれとタイトル部分以外歌詞がまるっきり違うよ。ライヴではTOKYOって入れ込んでくれてたしJEFF BUCKLEYとか出てこなかったし、JESUSがJEANSだったり、DEVILがDENIMだったりしてるし。ライヴで歌詞変えちゃうのはよくあるけ ど、どっちが次作に入るんだろう。
、、、そんなこんなで一時間、楽しかった。終わってみたら、不安だったのがアホみたいにA DAY IN HEAVENでPSYCHEDELIC HOLIDAY IN A PERFUMED GARDENだった。
もしも僕が詩を書けたなら、もっとうまく、TO TELL THE WORLD THAT I LOVE YOUって伝えられたはずなのにな。
ライヴ前の高田馬場タイムも、ライヴ終わりのARNAUとMIKEにもらったTシャツ・サインも、TEXASBOBを狙って失敗した出待ちも、サイゼリヤもうまかった。
、、、ちなみに↓、とあるところに書いてた15歳当時の回想。
--- この頃生涯のNO.1バンド=TELEVISION PERSONALITIESに出会うが僕がはじめてフラれた頃に彼らが日本に来ていた('94)ことを知りショックを受ける。また誰かにフラれた時にはDANは来てくれるだろうか。 ---
だってさ。かっこつけやがって。
でも今回は幸せに見れたんだぜ。
ね、THE PRETTIEST SILLY GIRL ON A MOTORCYCLE CALLED CHARITY!
Hey there,
返信削除I couldn't find any contact details on your site and my Japanese is really not the best. Do you mind sending me an email, I've got a question about the TVPs gigs. Email: hans.mckraken at gmail.com
Cheers